忘れの里 雅叙苑、とても特別な時間を過ごせる場所。そんな雅叙園をとてもお手頃に味わう事ができます。
忘れの里 雅叙園とは
昔ながらの日本の風情を残した、茅葺き屋根の宿になります。
一昔前の集落をコンセプトにしており、施設内は地鶏が歩き、人間よりも鶏優先になります。茅葺きの建物の壁には野菜が干してあります。設備内は自然に囲まれており、心がほっこりして都会の喧騒を忘れさせてくれます。
場所
妙見温泉 忘れの里 雅叙苑
〒899-6507
鹿児島県霧島市牧園町宿窪田4230
TEL: 0995-77-2114(受付時間 9:00~22:00)
鹿児島空港より車で約15分
風情溢れる雰囲気
道路脇の森の奥に入っていくような道、この奥に雅叙園はあります。
注意書きがあります。ここからはにわとり様が最優先です。道を歩いていたら渡り終わるまで待ちましょう。
ちょっとした小道。訪れた時期は梅雨でしたので葉についた水滴が垂れ落ちたり、苔がはえたりしている感じがとてもいいです。
フロントへ手続きに行きます。車は数台しか止められず、大きな車は切り返しができません。我が家はミニバンですが、それでも切り返し、Uターンは苦しかった。
手続き。フロントは…
昔の玄関のような、離れがあり、そこで支払いを済ませます。女将さんに対応いただきましたが、とても親切丁寧な対応いただきました。
そして支払い方法はクレジット、ペイペイ、現金、さまざまな支払い方法が可能でした。
今回は、ランチとお風呂!私が選んだコース料理では約6000円程度。さまざまな定食等もあり、値段別で選べます。今回写真を取り忘れましたが、かなりの種類がありました。
これがお風呂!
本館からすこし下ったところ、川沿いにお風呂があります。
木製のドアをあけると貸切風呂があります。上は女湯のドアです。
↑女湯 ↓男湯
どちらも同じレイアウトです。シャワーなんてものはございません。すべて掛け湯で体を洗いましょう。泉質がいいので、髪が弱い方は注意。
脱衣所兼休憩所です。タオルは準備されており、使い終わったら回収箱に入れます。
桶、シャンプーとリンス、ボディーソープ、石鹸は準備されていますので、ご希望のものを使いましょう!
検査済証書・温泉分析書の掲示があります。細かい泉質まではよくわからないので、割愛します。
泉質や効能が紹介されています。温度ですが、私旦那は熱めが好きですが、熱くなく、丁度いい温度でした。41~42度に設定されています。個人的にはもう少し熱くていいかな。(いつも真っ赤になって湯をでます)万人受けできるような絶妙な温度でした。
かけ流しの湯を石で作られた渡しで、くり抜き岩の中にいれています。
きれいにくり抜かれ、座り心地や深さもちょうどいいです。しかしどうやってこの湯船、くり抜いたんだろうか…そんなことを考えながら入っていました。外にはもちろん、川が流れるのが見え、せせらぎが、リラックス効果を生み出します。
暑くなったら少しベンチで休憩しながら川を眺めます。贅沢な時間でした。
お風呂から上がったら…
お風呂をでたら体が芯から温まっているのがわかります。もちろん水分も抜けているはずなので、水分補給を…
炉端に用意してありました。レモン水!奥さんは風呂前に飲んでいました。
柄杓で救って、湯呑についで冷たい水を体に染み込ませます。これは湯上がりのビールや牛乳にも匹敵しますね。
今回は初夏でしたので暑かったですが、冬はこの炉端で暖まれそうです。喫煙所もここ。父はうまそうにタバコを味わってました。
トイレは今どきの洋式ウォシュレット付きのトイレで、すごくきれいにされていました。
さあ、次は食事!
食事だ!
集落の奥の方に進んでいき、ランチ会場へ進みます。
途中、喫茶軽食ができるところがありました。中はエアコン完備され、居心地の良さそうな感じでした。
ランチ会場のお部屋。畳にじゅうたんが敷かれ、色鮮で、建物はすべて木造で昔ながらの手法でした。屋根はきれいに焼かれており、虫対策もバッチリでした。
吉幾三が座っていたエリア、よく来られているようで、壁には本人が書かれたであろう、掛け軸がありました。座る場所は選択できましたが、今回はテーブルにしました。
座ってまもなく料理が運ばれて来られ、あっという間に準備されます。
ここで取れたであろう、食材と、郷土料理。もちろん、黒豚もある。
地鶏の鳥刺し。そのへんのスーパーで買う鳥刺しとは違い、弾力があった。
蕎麦は出汁がしっかりと旨味をもっていて、手作り打ちのお蕎麦でした。最初に食べるもよし、あとから食べるもよし。
HPに夕食や朝食の内容も記載してあったので、参考までに見てもらったら内容がわかります。今、日帰りの朝食プランもあるようです。
すべてに素材の命が宿っているようで、食に対する有り難さ、噛んで楽しむ、大人の食事を味わうことができました。
食前のデザートと、
食後のコーヒー。落ち着いた時間が流れます。
還暦のお祝いで来たのですが、なんとサプライズで…
野菜のブーケが!母も非常に喜んでくれました。粋な事もしてくれます。本当にスタッフの方々に感謝です。皆さん柔らかい印象の方が多く、心和やかになれます。
その他の写真を紹介します!
エステルーム?!エステもしてくれるのか…
屋根はしっかりと煙で蒸され、焼いてあり、虫は絶対にきません。
風情ある風景、緑豊かです。
休憩スペースの壁は藁と泥で作られる昔ながらの手法で、珍しい!
雨が降っていましたが、茅葺きから滴る雨の雫はとても趣き深いものでした。
食事会場に掲示してある、「敬天愛人」の文字。言わずと知れた、西郷隆盛の名言。世界的経営者の稲盛和夫氏も経営の精神とした言葉です。天に敬い人を愛する。天は大自然という意味もあると思います。
まとめ
訪れるだけでも心がリセットされる場所。ゆっくりした時間を過ごせます。
食事もお風呂も、風景も癒やされ、きっと人の暮らしの根本的な部分に気付かせてくれる場所でした。必ず一生に一回は訪れるべき場所と言えるでしょう。
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